こんにちは。
今日は、「不眠に効く、寝る前のルーティンとおすすめ読書」をご紹介📖🌙
数年不眠悩む当時者目線で、おすすめの小説やグッズをおすすめします。
紹介する人
オンライン書店・Chapters bookstoreの代表。小説・エッセイをメインに月数十冊に目を通す。愛読書は「アルケミスト」と「その手を握りたい」。旅先での読書が人生のご褒美。
尚こちらの記事は、以下動画でも視聴いただくことができます。
動画・ブログ、お好きなスタイルで本の紹介をお楽しみ頂けたら嬉しいです。
不眠の原因と向き合う
私自身は長年不眠気味ですが、自分の症状を受け入れ、夜を楽しむことにフォーカスすると、少しずつ眠れる日が増えてきました。
そういった背景から、夜のルーティンを決めることはとてもおすすめです。
おすすめの入眠本
ベッドサイドに読みかけの本があるだけで、毎晩ベッドに入るストレスが少なくなります。
「寝る」のではなく読書を楽しむモチベーションでベッドに入ると、焦りが軽減されて入眠しやすくなるんです。
また寝る前にスマホを使用すると、画面から放たれるブルーライトがメラトニンの分泌を制限し、睡眠を悪化させることというデータがあります。睡眠30分前は、スマホやあらゆる電子機器から離れ、代わりに夜の読書が習慣になると眠りの質も向上します。
それでは、眠る前にどんな本を読めばいいのか。
不眠に悩み続けている張本人が、あれこれ試して発見した最高の入眠本を5冊ご紹介します!
キッチン常夜灯 / 長月天音 著(角川文庫)
📖あらすじ
主人公の女の子が、チェーン店のレストランで店長になるが、自分がその器にふさわしいか悩む日々。引っ越しをきっかけに、夜中から朝方まで営業するレストラン「キッチン・夜の灯」に出会い、常連になることで悩みを少しずつ解消していく。
感想と入眠本として良い理由
- 連続短編
長編や気になる物語は眠れなくなることが多いが、この本は連続短編で、一話が100ページ未満なので、気軽に読める。 - 夜が舞台
夜中のレストランが舞台で、夜の雰囲気を楽しむことができる。例えば、レストランでの夜の出来事が中心のため、夜の穏やかな時間を感じながら読める。 - 悩みの深さ
主人公の悩みが壮大すぎないため、読者も共感しやすく、リラックスして読める。店長としての小さな悩みが描かれ、日常の中での悩みとして受け入れやすい。 - 謎解きやうまいこと言った感
料理や出来事が自然に進行し、謎解き要素がないため、リラックスして読める。自然な展開が心地よい。
💡おすすめポイント
夜のリラックスタイムに最適な一冊。長月あねさんの経験が生かされた、夜の温かな雰囲気が魅力。発売から1年を待たず続編も出るほど人気シリーズです。眠れない夜は、キッチン常夜灯に立ち寄ってみませんか。
本のない、絵本屋クッタラ / 標野凪 著(ポプラ文庫)
📖あらすじ
札幌にあるカフェ兼本屋「くったら」を舞台に、来店するお客様に本を紹介し、スープを提供する話。一話完結型で進行し、温かい雰囲気が特徴。
感想と入眠本として良い理由
- 一話完結型
連続して読むことができるが、一話完結型なので、途中でやめても問題なく、眠る前に最適。 - スープの温かさ
スープがテーマで、体も心も温まる感じがする。夜にスープを飲むような心地よさがある。 - 優しい店舗
店の雰囲気が優しく、心地よい空間が描かれている。夜のリラックスタイムにぴったり。
💡おすすめポイント
夜に心を温める一冊。読後に温かな気持ちで眠りにつける内容です。
詩集 私を支えるもの / 銀色夏生 著(角川文庫)
📖あらすじ
銀色夏生の写真と短い短歌が集められた詩集。日常のささやかな情景や美しさを切り取った写真と詩が特徴。
感想と入眠本として良い理由
- 短い詩
短い詩が多く、夜に考え込まずにリラックスして読める。ページをめくる音や所作が、自然と眠りを誘ってくれます。 - 日常の情景
日常のささやかな情景を描いており、深く考え込むことなくリラックスできる。
例えば、「私を支えるものを私が忘れる時、私は自由になる」という詩が心を落ち着かせてくれます。 - 全編カラー
全編カラーの写真が美しく、視覚的にもリラックス。
💡おすすめポイント
短い詩と美しい写真で、リラックスした夜を過ごせる一冊。読後に心地よい眠りにあなたを誘います。
夜のピクニック / 恩田陸 著(新潮文庫)
📖あらすじ
高校生たちが一晩中歩く「夜のピクニック」というイベントを通じて、友情や恋愛、自己発見を描く青春小説。夜の静けさと高校生の瑞々しい感情が交錯する物語。
感想と入眠本として良い理由
- 夜の舞台
夜に行われるイベントを舞台にしているため、夜の雰囲気が読書にぴったり。 - 友情と恋愛
若者たちの友情や恋愛が描かれており、感情移入しやすい点も◎ - リラックスしたペース
静かでゆったりとしたペースの物語で、眠る前に心を落ち着けるのにぴったり。
💡おすすめポイント
夜の静けさと高校生の瑞々しい感情が交錯する物語が、心を和ませてくれる一冊。
星の王子さま / サン=テグジュペリ 著(新潮文庫)
📖あらすじ
小さな星に住む王子が、さまざまな星を旅しながら出会った人々との対話を通じて、人生や愛について考える物語。シンプルながら深いテーマが魅力。
感想と入眠本として良い理由
- 寓話的な内容
シンプルな物語ながら、深い哲学的なテーマが込められている。 - 短い章
短い章ごとに分かれており、少しずつ読むのに適している。 - リラックス効果
子供向けのようでいて大人にも響く内容が、リラックスした気持ちにさせてくれる。
💡おすすめポイント
シンプルで深い物語が、夜の静かな時間に心を落ち着けてくれる不朽の名著です。
寝る前のおすすめグッズ
- キャンドルやお香
夜だけの特別な香りを作ることで、リラックス効果を高めます。
ただ、毎晩灯すとあっという間に消費してしまい、高級キャンドルだと続けられないと気づきました。
そんな私の最近のおすすめが、柔軟剤で有名なランドリンさんが出しているウーロンティーの香りのキャンドル。とっても気持ちがいい香りが広がるので、柔軟剤もキャンドルもリピートしています。おすすめです!
- 良い枕カバー
パリの「メルシー」で購入したインドコットンの枕カバーがおすすめ。
肌触りが良く、寝るのが楽しみになります。
- ニールズヤードのロール型香水
リラックスできる香りで、眠りのサインを作ります。香りを直接感じるために手首に塗るのがおすすめです。
- Cycle.meのムーンミルク
セブンイレブンで購入できるこのドリンクは、睡眠の質を向上させます。温めた牛乳に混ぜ、蜂蜜を少し加えると美味しくなります。
まとめ
不眠に悩んでいる方は、夜を楽しむことを意識し、自分に合ったルーティンを見つけることが大切です。おすすめの本やグッズを試して、リラックスして眠りに入れるように工夫してみてください。
読書を通じて、心地よい夜を過ごしましょう。
そしてそして、久しぶりに小説・エッセイが読みたくなったあなた。
チャプターズでお待ちしております💡📚