“今宵、読書の幕が上がる”
ページ数:313ページ(連続短編小説)
読了しやすさ:★★★★★
癒し度:★★★★★
<あらすじ>
街の片隅に佇む印刷所。店主が亡くなり、長らく空き家になっていたところだが、店主の孫娘が営業を再開。
一枚一枚、手作業で印刷される言葉たちが、悩みを抱えたお客たちの心を解きほぐしていく。それから、実は、店主にも抱えた事情があるようで……。
切なさと優しさが込み上げるファンの多い名作。
<おすすめポイント>
あの時、伝えられたなら。
伝えられていない“言葉”はありませんか。
誰もがスマホを持っていて、ともすれば、伝えることがとても手軽に出来るようになった世の中だからこそ沁みわたる。わたしたちの日常に潜む本当に大切なものに気がつき、噛みしめるように”言葉”を味わえるゆっくり読みたい小説です。
自分のものさしを信じて、仕事とどこまでも真摯に向き合う。
ときに不器用でひたむきな主人公の仕事ぶりも必見。
最近ついついSNSやYouTubeを見過ぎていると感じる方に特におすすめしたい。
アナログなコミュニケーションの温かさを感じ、自分自身の生活も少しだけ見つめ直せる、心に安らぎが届く一冊です。
推薦文寄稿:ポプラ文庫
“今宵、読書の幕が上がる”
ページ数:295ページ(長編小説)
読了しやすさ:★★
心がガツンと震える度:★★★★★
<あらすじ>
生まれ育った環境のせいで、苦難な状況にいる14歳の女の子。図書館で出会った一冊の自伝が、同級生達よりもずっと身近に感じられるような日々。
学校では、自分の家庭環境については誰にも話せなかった彼女だが、突然、同級生からある頼まれごとをしたことで、少しずつ変わり始めて??。
ひとりの少女と、彼女の生きる世界を通して、世界を見つめる物語。
<おすすめポイント>
あなたに、立ち上がる勇気を。
逆境や困難の中で、全く先が見えなくなってしまったとき、私たちはどうしたら良いのでしょうか。そして、そういった境遇にいる方に、私たちは、何が出来るでしょうか。読みながら、どうしたら良いか、何が出来るかを考え続けたといったお声が多数。
自分の価値を決めるのは自分だという、強い意志に心が震わされるような、読み応えのある一冊です。
ここではないどこかに行きたい、と願ったことのある、すべての人へ。
現実にある問題を、目をそらさずに見つめる勇気をくれる物語です。
推薦文寄稿:ポプラ文庫
“今宵、読書の幕が上がる”
ページ数:279ページ(連続短編小説)
読了しやすさ:★★★
癒し度:★★★★★
<あらすじ>
若くして余命を告げられた主人公。瀬戸内の島のホスピスで残りの日々を過ごすことを決め、本当にしたかったことを考える。
ホスピスでは、毎週日曜日、入居者がリクエストできる「おやつの時間」があって??。
食べて、生きて、この世から旅立つ。
すべての人にいつか訪れることをあたたかく描き出す、今が愛おしくなる物語。
<おすすめポイント>
人生の最後に食べたいおやつは何ですか。
本作のテーマでもあるこの問いについて自分自身も考えながら読み進めていくうちに、気がつけば心が大きく揺さぶられている一冊。
「泣ける!」の声も多数編集者に届いておりますので、最近心が動いてないなと感じる方や、あんまり人と会って話をしたりしていないなと感じる方におすすめしたい作品です。
チャプターズでも2年前にお迎えし、大好評だったため異例の再度ご紹介!
重たいテーマでありながらどこまでも優しく、秋の気配も相まって人の温かさを恋しく感じられる作品です。
推薦文寄稿:ポプラ文庫
“今宵、読書の幕が上がる”
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