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2025 1

今月の選書テーマ

朗らかに新年を

新しい1年がやってきました。
スローでも、ダッシュでも、
心地よく新年を始めたいですね。

そんな思いで1月は、
読み心地の優しい長編3作が並びます。
花屋・ストリップ劇場・神社、
舞台は全く違う異色の3作品ですが
どれも読みやすく新年にぴったり!

正和堂さんの
毛糸ブックカバーに包んでお届けです。

見て温か、読んで温か。
読書家さんも初心者さんも、
チャプターズと一緒に、
朗らかに新年を始めて行きましょう。

タブから気になる作品を選ぼう!

本のイントロと選書ポイント

ページ数:367ページ(連続短編集)
読了しやすさ:★★★★

誰かの日常が少しだけ鮮やかになりますように。
細やかな願いを込めながら、今日もお花をお渡しします。

誰かを祝う花もあれば、少し切ない花もある。
花を通じて人生を見つめてみませんか。

<スタッフおすすめポイント>
お仕事小説の名手が描く人気小説の文庫化!
駅前の花屋を舞台にした、お花と幸せが詰まった心温まるお仕事小説は、お仕事の休憩時間や通勤中に普段読書を楽しむ方には特にぴったりな作品です。

ブラック企業を退職した主人公が、ひょんなきっかけで働くことになった駅前のお花屋さん。日々訪れるさまざまなお客さんの依頼に、花を通じて応えていく連続短編小説です。
ストーリーとしては1話完結型で大変読みやすく、サクサク進んで頂きたいのですが、お花屋さんとは「誰かへの想いを抱えた人がやってくる場」であることを選者(=書店主・森本)は読書中にふと再認識しました。たとえ自分のためのお花であっても、自分の機嫌を取りたいと想いを寄せる時間であることには変わりはないですよね。
...と、そんなことを考えながら読んでいたらあっという間に読了!今年は花屋に立ち寄る機会を増やして心を朗らかに保とうなんて、新年の誓いにいかがでしょうか。

節句やミモザの日といった季節の行事や、花言葉のエピソードが散りばめられ、花の雑学も合わせて楽しい!
読了後はぜひお花屋さんへ。
ページ数:264ページ(長編小説)
読了しやすさ:★★★★

キャバレーに出演する3人の芸人が、1か月共に寮で暮らすという。
苦労の多い人生を送りながらも、毎夜フロアを沸かせる3人に囲まれた共同生活が、次第に1人の青年の人生を変えてゆく。

あの冬の1か月、たしかに僕らは家族だった。笑って泣ける”家族”小説。

<スタッフおすすめポイント>
時代は昭和、舞台は真冬の北海道。
父を亡くし、母から半ば強引に遺骨を押し付けられた主人公は、狭く暗い部屋で一人ひっそりと暮らしていたーー

と、暗すぎる冒頭はさらりと裏切られるのでご安心ください。描くのは、ユーモアと哀愁に満ち溢れた人間ドラマです。

共同生活を通し、過去を背負いながらも心を通わせていく個性的で憎めない登場人物たち。
読了後には、誰がお気に入りだった?とビデオチャット・アペロで共有するのも楽しそうです。

「貧乏や苦労は、深刻に描こうと思えばいくらでも深刻にできるからこそ、今回あえて深刻にしないことに挑戦した。筆の進める楽しさが、みなさんに伝われば。」

そう語る著者の言葉通り、暗く狭い部屋に差し込む一筋の光を丁寧に紡ぐような、笑いと温もりの連鎖が広がる読書体験でした。

書店でもよく見かける人気作品ですが、タイトルや書影からてっきりもっと甘美で大人な内容を想像し勝手に遠ざけていました。危ない危ない、読んでよかった!!

年末年始、1ヶ月限定の一風変わった共同生活。この本、読むなら絶対1月です。
ページ数: 288ページ(連続短編小説)
読了しやすさ:★★★

「あんたの願い、叶えてあげる」
こんな神様、信じていいの——!?

デートの途中、突然時が止まった。動かない街に現れたのは、「神」と名乗る見慣れない二人の男。
アヤしげな「神様」に願いを託し、叶えたり振り回されたりする人たちの、わちゃわちゃ神頼みエンターテインメント。

<スタッフおすすめポイント>
新年といえば初詣。
それなら、読書はじめも神様へのお参りからスタートしてみては? そんな思いで選んだのが本作です。

物語に登場する神様は、普段は神社でひっそりと姿を隠していますが、強い願いを持った人間と出会うとその姿を現します。その風貌は、派手なシャツにサスペンダーをつけた小太りの中年男性。私たちがイメージする神様とはかけ離れた見た目に、最初は猜疑心を抱く人々も、次第にその神の力に触れて信じるようになります。
婚期を逃したカップル、当たり屋のギャンブラー、売れない俳優...皆の人生は神に会って好転していくのか?!

肝心なのは思い込み、結局は自分自身。神に願うばかりじゃダメだなあと身につまされる描写もありつつ、コメディな展開の読みやすい連続短編です。そうかと思えば、最後の第4章のみグッと引き込まれるシリアスな展開、この意外性に心を掴まれ選書しました(昨今の大震災を連想させる描写がありますので、ご選択時にはご注意を。読む人を選びます)。

読み始めたらぜひ読了を。新年にぴったりな縁起の良さそうな一冊です。

Pickup!

今月のゲスト

Chapters bookstore

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今月のクリエイティブは、Chapters書店で制作。各作品のモチーフをクリエイティブ全体に散りばめました。

正和堂書店

正和堂書店

大阪・鶴見にある家族経営の街の書店さん。可愛いブックカバーで人気の書店で、今月はチャプターズでしか手に入らないコラボブックカバーでお届け。

Chapters bookstore

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関係値のある出版・書店各社さまにご協力を頂き、ご推薦いただいた本をChapters bookstoreで味見し3作品を決定。

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